アリス イン ワンダーランド
監督:ティム・バートン
原作:ルイス・キャロル
出演:ミア・ワシコウスカ/ジョニー・デップ 他
制作:2010年アメリカ
環境:3D/日本語吹替
「http://www.disney.co.jp/movies/alice/」
- アーティスト: サントラ
- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
- 発売日: 2010/04/14
- メディア: CD
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- 作者: ルイス・キャロル,Lewis Carroll,芹生一
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1980/11
- メディア: 単行本
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私は文庫の「鏡の国のアリス」が大好きで、何度も繰り返し読んでいた方だったので、今回の映画はその本の印象にとても近いと感じたし、非常に楽しめました。
評判が二極化しているのはたぶん、「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を本で読んだ事があって、それが好きだった人には好評価で、ディズニーのアリスが好きな人、またはぼんやりとあらすじだけ知っている人のイメージとは合わなかったのだろうと思います。
本でもさすがにここまで殺し合いはっきり、ではないけれど「薄暗い森の中で陰気と不条理に苛立つアリス」という記憶が強いので、ビジュアルの世界観も良かったです。
ストーリーは不思議の国と鏡の国が合体されていたけれど、どちらかと言うと鏡の要素が強かったのも嬉しい。女王は赤と白だし、ささやかながら『ジャバウォックの詩』も朗読されたし、ユリモクバチも飛んでいたし、そんな一つ一つにきゅんとしました。
大人になった設定なので少しだけ恋愛要素が入っているのも映画ならではで、それも面白く思いました。
3Dはアバターに続き二回目だけど、もしかしたら3Dじゃなくても良かったかも。特に今回は内容もちゃんとあるしね。メガネをし慣れない私には3Dメガネが重すぎて、ずっと手で支えていたので、少し疲れました。でも視界に余計なものが入らなくなるのはいいかもしれない。いつもは近くの人がずっとポップコーン食べてると「オマエ退場!」って思うけど、そういうのが全く見えなってスクリーンに集中できました。
難を言えば、アリスがもっと奇天烈でも良かったかな。19歳になっても、もう少しくせ者でいて欲しかったです。