パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム/キーラ・ナイトレイ
制作:2006年アメリ





仕事帰りに観てきました。疲れたあとの3時間は長いだろうと思ったけれど、全然平気でした。
やっぱりこれはスクリーンで正解ね。ラストの大渦に巻き込まれながらの船上戦闘シーンは見応え十分。誰がどれでどうなってるのかを見失いつつも、またまた〜そんな偶然て!というような巧妙なアクションは観ていて楽しかった。そんな派手な映像を結構真剣に観ていたら、突然スワンとターナーが結婚すると言い出し、ミュージカルさながらに手を取り合ってはダンスをしながら剣を振るう2人。笑える。この演出はギャグ?真剣?感動するところ、ではないよねぇ??
と、ラストにかけてはスピード感があって楽しかったのだけれど、前半はどうも物足りない気がした。登場人物もわりと複雑に絡み合っていて理解するのも大変だったし(途中で、それって誰だっけ?となりがちだった)もっとすっきりさせて前半あと10〜20分短くできたんじゃないかなとも思ってしまった。
私としては何より、2作目で絶好調だったジョニーデップの好演があまり観られなかったのが寂しい。ちょっとまぬけで女々しいけど運のよさだけでピンチを切り抜ける、的なジャック・スパロウ船長をもっと観たかったの。ばかばかしい演出に大金かけて真剣に作ってるのが面白かったの。なので、デップ目線だと「スパロウ船長をもっと活躍させて欲しかった」と思ってしまうのでした。